沖縄の15歳たちによる、夢のインタビュー集
君が一歩踏み出せば、世界は、こんなに面白い! いつもの教室を飛び出して、沖縄の中高生が「夢のバトン」プロジェクト」として、各界で活躍する著名人にインタビューしました。
未来へ向かう子どもたちへメッセージを贈ってくれた人生の先輩たちは、池上彰、大田昌秀、茂木健一郎、喜多川泰、具志堅隆松、原辰徳、三田紀房、平田大一、他計21名。
■「夢のバトン」プロジェクトとは 2011年から始まった沖縄の中高生によるインタビュー企画です。県内外で活躍する大人たちにインタビューを行い、沖縄の若者たちへのメッセージを集めました。その言葉を本という「バトン」に変え、多くの若者に受け継いでいこうという取り組みです。 この取り組みを書籍化したものが『15歳へのバトン』です。
●目次
いま君たちに届けたいメッセージ「学校の勉強って将来役に立ちますか?」
「僕たちが社会に出たときに必要な力って何ですか?」
「今後創っていきたい理想の沖縄のカタチは?」
そうインタビューするのは、勉強や部活、ときには遊びにと忙しく過ごす沖縄のごく〝ふつう〟の子どもたちです。彼らはいつもの教室を離れ、必需品である「ケータイと音楽プレーヤー」を「カメラとICレコーダー」に持ち替え、社会の中に飛び込んでいきました。そして人生の先輩たちから、自分たちの生きる時代のヒントを探し続けたのです。この本は、そんな子どもたちが二年間かけて取材した記録です。
「夢のバトン」と名付けたこのプロジェクトは、沖縄の中高生たちが中心となり、彼らが話を聞きたい人、彼らに話を聞かせたい人にインタビューを行ない、次世代の沖縄を担う若者たちへのメッセージを集めた取り組みです。
夢のバトンプロジェクト代表 門林良和
●著者プロフィール
門林良和(カドバヤシ ヨシカズ)
興南中学・高等学校[社会科・よのなか科]教諭。夢のバトンプロジェクト代表。
一九八一年大阪府生まれ、関西大学卒業。「自分が動けば、社会も動く」をモットーに、教室で世の中の問題と主体的に向き合う新しい社会科授業のスタイルを発信し続けている。またクラブ活動(社会科部)を通し、次世代の沖縄のリーダー育成に取り組んでいる。二〇一〇年観光・まちづくり教育賞、二〇一一年読売教育賞、二〇一二年グローバル教育賞を受賞。
●2013年6月23日発行