先祖[ウヤファーフジ]が伝えてきたしきたり
季節のうつろいとウチナーのくらし

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県下各地で古くから一年の折々におこなわれてきた行事と、供えものや道具といったそれらをめぐる品々について、なりたち、意味、名称の語源、地域による特色や時代による変遷といったことがらを書き綴りました。さらに、これらにまつわる余話、二十四節気なども紹介しています。
「故きを温ねて新しきを知る」。その妙味を存分に味わえる一冊です。

●目次

はしがき

〈春〉
新たな年の新たなしきたり  ソーグヮチ 1月1日
お茶の子さいさいとはいかず  ウチャヌク
お墓でランチはいつですか  ジュールクニチー 1月16日
どなた様もご自由に   ジューハチヤ 1、5、8月18日
酒と奥様の関係性  ウマチー  2、3、5、6月15日
へそくりの送金、七日間限り  ニングヮチヒガン 
               春分を中日とする7日間(2月中)
地獄の沙汰も金次第  ウチカビ
強めるのか清めるのか  ヤシチヌウグヮン 2月、8月、12月など
流しすぎもほどほどに  シーミー 清明の節内(3月ごろ)
本当は入れものの名前ですが  ジューバク
浜辺の女子会  サングヮチサンニチー 3月3日

〈夏〉
立入禁止の季節です  ヤマドゥミ 4月から5月ごろ
田畑の虫から体の虫まで  アブシバレー・ムシバレー 4月15日など
ポーポー・チンビンの謎  ユッカヌヒー 5月4日
あの世のお家のこの世の買いどき  ユンヂチ
豊穣喜ぶ夏のムシ チナヒチ  6月から8月ごろ

〈秋〉
いますが如くにウトゥイムチ  シチグヮチ 7月13日から15日まで
そろそろお帰りいただきたく  ヨーカビー・シバサシ 8月上旬ごろ
小豆と獅子舞  ジューグヤー 8月15日
さすがに毎年は行けませんので  カミウガミ 9月ごろ
ウユミシチビの経済効率向上策  ウチジフェーシ
長寿の薬は花か葉か  チクザキ 9月9日

〈冬〉
やはり牛でなければ  シマクサラシ 10月など
旧暦の危機迫る  旧暦2033年問題
ジューシーを待ちかねて  トゥンジー 冬至の日(11月中)
鬼と亡霊と餅と子ども  ムーチーウユミ 12月8日など
神の世への七つのかけはし  ウグヮンブトゥチ 12月24日など
沖縄の常識、世界の非常識  ヒラウコー
みんな一緒に年を取る  トゥシヌユール 12月末日
供えものは誰のもの  ウサンデー

あとがき
主要参考文献


●著者略歴
稲福 政斉(イナフクマサナリ)
那覇市出身。現在、沖縄国際大学総合文化学部非常勤講師、南島文化研究所特別研究員、糸満市史編集嘱託、糸満市・うるま市・北中城村・中城村文化財保護審議会委員、宜野座村立博物館運営協議会委員などをつとめる。

〈主な論考など〉
「沖縄の紋章」(『浦添市美術館紀要』第12号、2003年)
「青い仏具は海の色―変容する習俗とつくられる伝承―」(『宜野座村立博物館紀要 ガラマン』16、2010年)
「御玉貫についての試論」(『沖縄のガラス・玉等製品関係資料調査報告書』、沖縄県教育委員会、2011年)
「近世琉球における書跡の用印」(『沖縄県立博物館・美術館紀要』第5号、2012年)
「久米村の祭祀儀礼と門中組織―おもに現行の事例を通して―」(『チーシンブー』第7号、久米崇聖会、2015年)


●2015年8月初版発行
saijiki-278

沖縄しきたり歳時記
稲福政斉
四六判  176頁
1600円+税
978-4-89982-282-0
投稿日
2015年8月7日
カテゴリ
沖縄の信仰・御願
NEWS お知らせ
2018年06月14日
沖縄県産本フェア~20th Anniversary 6/16(土)~7/4(水)会場:リブロリウボウブックセンター店
2018年05月18日
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