沖縄ならではの葬祭のしきたりと方法
その意味を知って供養を行いたい

死は誰もが「通る道」ということはわかっていても、中々直視するのは難しい出来事です。しかしこの誰もが「通る道」を悔いなく、きちんと心をこめて法事と供養を行 いたい。

本書は沖縄ならではの「ヌジファ」の御願や、「座敷払い」の方法、死後七日ごとの「ナンカスーコー」、「マブイワカチ」など、亡くなってから後の順序に御願の方法、供え物、グイス(祈りの言葉)が掲載され、儀式を自分で執り行えるようになっています。

以前は周りの年配の方が教えてくれた法事や供養ですが、最近では教えて下さる方が少なくなりました。是非沖縄本来のやり方や意味なども知り、その死生観や心を癒す方法などを知っていただければと思います。

 

 

 

●目次

目次

知っておきたい沖縄の仏壇とお墓
一、 沖縄の仏壇
ウヤファーフジとは/身近な仏壇/年中行事と仏壇/仏壇の仏具/供え物/グイスについて
二、 沖縄のお墓
 沖縄のお墓と火葬/■お墓建立に関する御願/お墓でのグイス 

1御通夜(ユートゥジ)
一、 臨終
死に水/アミチュージ(湯灌)/グソースガイ(死に装束)
二、 ヌジファ(抜霊)
病院での魂のヌジファの方法
三.通夜の準備
 神封じ/死者の寝かせ方/通夜の枕飾り/ヌジファの結び
四、神様へ亡くなったことのご報告
 火の神への報告/ウティンミフシへの報告/神棚への報告/床の神への報告/仏壇への報告/
五、納棺
 別れの水盃と納棺/納棺の際に一緒に入れるもの/トゥビジンを掛ける/死者への別れの言葉(チリファ)
六、お通夜
 ■臨終・葬式に参加してはいけない一

2葬儀と納骨
一、出棺とムヌウーイ
 ムヌウーイ(魔物追い)/後飾り(仮祭壇)
二、火葬場での焼香
 納めの式/フニシンヒルイ(お骨被拾い・骨揚げ)/火葬場でのヌジファの御願 
三、葬儀・告別式
四、納骨
 A.お墓での納骨 /B.お寺・納骨堂での納骨 /C家で一時的に祀る場合/自宅に戻って 
五、ナーチャーミー(翌日のお見舞い)
 ナーチャミーの報告/Aお墓でのナーチャミー/Bお寺や納骨堂でのナーチャミー/■葬儀社へのお願い

3ナンカスーコー(七日焼香)
一、ナンカスーコー
 ナンカスーコーとは/ナンカスーコーの意味/ウフナンカ(大七日)/マドゥナンカ(合間七日)/クリアゲナンカスーコー(繰り上げ七日焼香)
二、ハチナンカ(初七日)
 ハチナンカの報告 /ハチナンカの案内(Aお墓) /ハチナンカの案内(B納骨堂) /ハチナンカの方法(家の霊前にて)
三、タナンカからムナンカまで
 タナンカ(二七日)の御願/ミナンカ(三七日)の御願/ユナンカ(四七日)の御願/イチナンカ(五七日)の御願/ムナンカ(六七日)の御願
四、シンジュークニチ(四十九日)
 シンジュークニチの供え物/シンジュークニチの報告(自宅にて)/シンジュークニチの案内(お墓にて)/シンジュークニチの方法(霊前)

4忌明けと仏壇
一、新しい仏壇
 仏壇の清め・魂入れ/仮香炉から本香炉へ/白位牌から本位牌に/仮香炉や白位牌の処理の方法/
二、忌明けとマブイワカシ 
 マブイワカシ(魂分かし)/マブイワカシ御願の方法/ユライウブン 
三、ザシチバライ(座敷払い)
 アシゲーシヌウガン(足返しの御願)/神封じを解く御願の方法/屋敷の払い清め
四、死後の御願
 イチチョーブ(生きている人の帳簿)/死亡した報告の御願(自宅など)/死亡した報告の御願(ウブガー)死亡した報告の御願(ウタキヌカミ)/乞い下げる御願


5ニンチスーコー(年忌焼香)
一、ヒャッカニチ(百カ日)
二、ニンチスーコー(年忌焼香)
焼香を延期する場合の方法
 三、ニンチスーコーの方法
  ニンチスーコーの供え物 /ニンチスーコーの方法 /ニンチスーコーの案内/ニンチスコーコの報告/イチニンチ(一年忌) /サンニンチ(三年忌) /シチニンチ(七年忌) /ジュウサンニンチ(十三年忌)
 
四、大焼香
二十五年忌の方法 /三十三年忌の方法

6 年中行事と供養
一、 ジュールクニチー〈十六日〉 旧暦一月十六日
 ジュールクニチーの御願/ミージュールクニチー(新十六日)/ミージュールクニチーの供え物/火の神への報告/お墓での案内/仏前での儀式
二、 ヒガン〈彼岸〉 新暦三月二十日前後
 ■一年忌を迎えていない場合
三、 シーミー〈清明〉旧暦三月頃
 ■亡くなって間もない場合 /シーミーの供え物 /シーミーの方法/縁者へのシーミーの方法
四、 タナバタ〈七夕〉 旧暦七月七日
五、 お盆・シチグヮツ 旧暦七月十三日〜十五日
 お盆の供え物 /ウンケー〈祖霊お迎え〉 /お葉でのお迎え/家の門でのお迎え /仏前でのお迎え /ナカヌヒ〈お盆の中日〉 /ウークイ〈祖霊送り〉 /ウークイの方法/■お盆の供え物の意味
六、 ヒガン〈彼岸〉

あとがき


●著者紹介 
高橋 恵子(たかはし けいこ)
1946(昭和21)年3月、本部町に生まれる。
1971(昭和46)年3月、国際大学文学部国文学科卒業。
2000年自主制作CD(「黄金孫」)で新唄大賞で奨励賞受賞。
現在、沖縄文化協会会員。沖縄の民間信仰、特に年中行事や御願の研究を行ない、「沖縄の御願」についての講演や講義を行なっている。
著書に『沖縄の御願~神グチ・民間信仰語をかがる~』(ひるぎ社、1988)沖縄文化協会賞(金城朝永賞)、沖縄タイムス出版文化賞受賞。『沖縄の御願ことば辞典』(ボーダーインク、1998)、『暮しの中の御願』(ボーダーインク、2003)『沖縄の年中行事』(那覇出版、2009)
899822622b

知っておきたい沖縄の法事と供養
高橋恵子著
四六判  210頁
(本体1,800円+税)
978-4-89982-262-2
投稿日
2014年11月26日
カテゴリ
沖縄の信仰・御願
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