話題沸騰、沖縄発の『琉球怪談』待望の第二弾! 心の底から響く実話怪談百話の饗宴!
「あの橋のむこうに……さらなる沖縄の怪異が潜んでいる」沖縄の風土と歴史に根ざした、現代の実話怪談の神髄がここに登場。沖縄と、全ての内地人を戦慄せしめよ! さてこれより皆様にご披露するあやかしは、沖縄にまつわる人々が実際体験した、摩訶不思議なのみを収めた現代の百物語、〈琉球怪談〉と申します。 沖縄は、琉球の世とされるからニライカナイの神々をい祖霊神にかれ、独特の世界観、宗教観が混在してきた場所であります。この島々にれるあやかしは「ムン」と呼ばれ、それは定義できない暗黒の存在であり、全てのものの根源でもあります。「ムン」はその姿を様々にして、私たちの世界に侵入してきます。「ムン」は時として人々に襲いかかり、死者の姿になって現れ、サトウキビ畑の向こうから生者に対して手を振るのです。
●目次
前口上一つ目の橋 沖縄各地の怪
二つ目の橋 奇っ怪な噺
三つ目の橋 恐るべきパニック
四つ目の橋 屋敷に宿りしムン
五つ目の橋 死者からのメッセージ
六つ目の橋 妖しげなイチムン
七つ目の橋 沖縄戦の怪異
後口上
●著者プロフィール
小原猛(コハラタケシ)
昭和43年京都生まれ。フリーカメラマン/フリーライター。及び古本屋「ダムダムブックス」として活動中。沖縄の怪談実話を集めた『琉球怪談 闇と癒しの百物語』(ボーダーインク)でデビュー。現在、琉球新報の小中学生新聞『りゅうPON!』にて「琉球怪談百物語・ほんとうにあった怖い話」を連載中。得意フィールドは怪談・妖怪・ウタキなど。
●2012年1月発行