水彩画とエッセイでよみがえる沖縄の昔の景色

消えゆく懐かしい風景の数々

 

人気の連載が本になりました。
戦前の今はない風景、戦後の懐かしい風景。水彩画とともによみがえる懐かしい風景の数々。水彩画を眺めながらエッセイを読んでいると、風景の中を歩いているような錯覚を覚える不思議なエッセイ。

 

 

「昔のモノクロの絵はがきや古い写真を見たり、いろいろ書かれた資料を眺めていると、耳に残された記憶と重なり合い、風景が立体化して立ちのぼってくる。」(本書プロローグより)

    今では見果てぬ夢となり、市街地の地中に眠っている古の「長虹堤」の始まりである崇元寺の前の通り。そこから崇元寺橋を渡り、長虹橋の川面に浮かぶアヒルを眺め、牧志と久茂地川の間の路地やビルの隙間を縫いながら可能な限り、石造の海中道路「長虹堤」の真上を歩いてみる。(本書「『長虹堤』幻想」より)

  映画のセットのように国際通り沿いに一列に建ち並んだ店舗群と、パラダイス通り沿いに軒を並べる小さな木造の民家群の風景を俯瞰してみると、時間の断層が見えてくる。賑やかな国際通りのビルやパラダイス通りの民家の隙間を抜け道に歩くと、瞬く間にタイムスリップした原風景に出会うことになる。

(本書「パラダイス通り」より)

●目次

琉球風画帖 那覇概略図  
プロローグ―消えた風景懐かしい風景 

琉球風画帖 戦前編
「長虹堤」幻想 
筍崖夕照 
北明治橋  
那覇市街 
首里の坂道  
崇元寺辺り  
那覇の大門前通り 
チージ(辻)界隈  
首里城  
港町・与那原  
南部のグスク  
糸満  
宮古島  
貘少年の見た風景   

琉球風画帖 戦後編
 国際通り
  古くて新しい一本の道 
  インターナショナルの龍がうねり出す 
  古い建物群と新しい意匠 
 桜坂界隈 
 パラダイス通り 
 樋川の路地 
 トビキ村から 
 B・C通りブルース 
 転移する地理と場 
 津堅島 
 与那原大綱曵 
 八重山の「アンガマ」

●著者プロフィール
ローゼル 川田(ろーぜる かわた)
沖縄県那覇市首里生。パスポートで本土の大学へ、卒業後、関西での生活を経て復帰後、帰沖。設計業務に携わりながら、エッセイと水彩画を続ける。「アトピックサイト」東京都主催・「アーティスト・イン・レジデンス沖縄」に携わる。『沖縄タイムス』「暗夜のスコール」連載挿絵、『詩とファンタジー』(かまくら春秋社)挿絵。2011年『琉球新報』「琉球風画夢うつつ」エッセイ+水彩画の連載開始。現在、琉球新報副読紙『かふう』にて連載中。2011年絵はがき「琉球風画帖 水彩画」を発行。

●発行 2014年6月20日
89982-258-5h

『琉球風画帖 夢うつつ』
ローゼル川田 文・画
A5判横  96頁
定価(1800円+税)
978-4-89982-258-5
投稿日
2014年7月5日
カテゴリ
コラム・エッセイ
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2018年11月12日
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新城和博トークイベント「ゆんたくしよう!沖縄のあの頃と今」 11月23日(金・祝)15時~ くじらブックス&Zou Cafeにて 参加費:500円+ドリンクオーダー