文芸
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『「南洋紀行」の中の沖縄人たち』
2013年07月10日 文芸
「南洋」は太平洋の赤道近くのミクロネシアの島々 戦前に南洋群島には多くの日本人、沖縄人が住んでいた 本書は昭和の文豪らによる「南洋紀行文」の中に出てくる沖縄人(琉球人)を丹念に拾ってまとめた一冊。 移民先の貧しい生活の中、一生懸命働く姿・・・
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『不思議な子どもたち』
2013年05月29日 文芸
沖縄にまつわる人々が実際体験した摩訶不思議なあやかしのみを収めた現代の百物語〈琉球怪談〉シリーズ、今回は百の怪談に百の怪画・イラストがついた、子どもも大人も震え上がる決定版!この本は、琉球新報の小中学生新聞『りゅうPON』で「琉球怪・・・
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『ぴーじゃー えほん』
2013年05月07日 文芸
カンレキもくぜんのあるひ。とつぜん、「え」が、かきたくなりました。 ぴーじゃー(ヤギ)おじいがひとり語る、遠い日の夢ものがたり。 力強いタッチの絵、その奥にあるものは。 子どもだけでなく、大人に読・・・
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『尚円王妃 宇喜也嘉の謎』
2013年04月19日 文芸
尚円王妃・宇喜也嘉(おぎやか)を通して見えてくる「琉球王国の光と影」 目的のためなら手段を選ばない非情な女。それが宇喜也嘉という女性 その宇喜也嘉の犯した罪と受けた罰とは ベストセラー『ほんとうの琉球の歴史』で展開した渡久地史観をさら・・・
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『七つ橋を渡って』
2013年04月19日 文芸
「あの橋のむこうに……さらなる沖縄の怪異が潜んでいる」沖縄の風土と歴史に根ざした、現代の実話怪談の神髄がここに登場。沖縄と、全ての内地人を戦慄せしめよ! さてこれより皆様にご披露するあやかしは、沖縄にまつわる人々が実際体験した、摩訶不・・・
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『琉球怪談』
2013年02月21日 文芸
沖縄の、沖縄による、沖縄のための、百物語。〈 いにしえより、百の怪を集めれば、怪そのものが起こると言われている。 百本の蝋燭を灯し、一つの怪談を語った後、それを一つずつ消してゆく。そして最後の一話を話し終わり、蝋燭を全て消した後に、何・・・
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『黙行秘抄』
2012年09月09日 文芸
「泥に塗れて這ひずって/草根を食らって吐きだして/ 睡るがごとくに突っ伏せば/お国の母が呼んでいる 我に翼があるならば/飛んで行きたや古里に/ 海山越へて降り立てば/何も言わずに目をつむる」 (「ニューギ・・・
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『生物の書』
2012年09月09日 文芸
「だけどふと立ち止まり/長く延びた腸を見たときに/ 赤黒く不気味なその陰が/遥か遠くに延びていて/ 他人より先に悲しんで/他人より深く落ち込んで行く/ 腸引きずり人生も/確かにそう捨てたものじゃない」 (・・・
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『島尾敏雄を読む』
2012年07月23日 文芸
すべての読者に島尾敏雄の代表作 『死の棘』の読み直しを提案する 渾身の島尾敏雄論。 フィクションとノンフィクションの隙間から立ちぼる「小説のデーモン」に迫る。