やちむん・壺屋焼の歴史がわかる待望の一冊

 

島じまの風土と文化のなかで生まれた沖縄の陶芸・壺屋焼。

本書はこれまでの研究成果に基づいて壺屋焼の歴史をたどり、その特徴、作り方、陶工達とその作品、やちむんの里・壺屋のまち歩きのポイントを紹介。

琉球王国時代から琉球処分、沖縄戦を経て現代へと続く遙かなる壺屋焼の旅へ!

待望の入門書。

●目次

 壺屋、やちむんの里へようこそ

第一章  壺屋焼の歴史 近世編
近世琉球陶器のはじまり/壺屋以前/三名の朝鮮人陶工/どのような技術を沖縄に伝えたのか/朝鮮陶工たちのその後/施釉陶器の始まり/貿易陶磁器/諸窯の成立と壺屋統合/壺屋統合/
初期の壺屋焼/誰が生産を担ったのか/家譜とは/家譜に見る陶工たち/壺屋の「ナナチネー」/陶工たちの動向/壺屋焼の特徴/荒焼/上焼/雑器以外の上焼/釉薬の開発/赤絵/厨子

第二章  壺屋焼の歴史 近代編
琉球処分から敗戦まで
 明治以後からの変化  衰退する壺屋焼?  荒焼の近代
 酒壺改良大作戦  壺屋町争議  「南蛮」の誕生
 「南蛮」をめぐる二人
 「南蛮」イメージ  「琉球古典焼」の登場 民藝運動と壺屋焼
 変わる色彩  上焼〝不人気〟史  沖縄県工芸指導所
 民藝運動がもたらしたもの  アナーキスト壺屋グループ
 やちむんシーサー誕生
 
戦後から現代
 壺屋陶工が見た戦争  壺屋先遣隊  被害の少なかった壺屋
 危機を米軍用焼物で乗り切る  琉球民藝協会が発足
 壺屋地域の戦後形成史  壺屋焼ブーム  沖展  琉球大学
 復帰後の現代陶芸  壺屋焼という名称
 ヤチムンゼークと陶工と陶芸家  様々な作り手たち
 金城次郎論  壺屋焼の作品

第三章 壺屋焼の作り方
 土  成形  施釉  加飾  焼成

付録(しーぶん)壺屋を歩こう
 壺屋ゆかりの地を辿る/さいおんスクエアのシーサー/
 沖縄の陶祖の墓へ  壺屋は那覇の中心地/壺屋陶芸センター/
 那覇市立壺屋焼博物館/戦前の壺屋の入り口/
 戦後復興の拠点だった壺屋/井戸巡り/拝所/窯巡り
 工房巡り/お店巡り/すーじ道

壺屋焼関連年表
参考文献について
あとがき

●著者略歴
倉成多郎(クラナリタロウ)
1971年、大分県生まれ、名古屋育ち。岡山大学大学院で日本美術史を専攻。
2001年から那覇市立壺屋焼物博物館に学芸員として勤務。現在、主任学芸員。
沖縄の近世・近代窯業史を研究中。

●2014年7月 初版第一刷発行
8260-1

壺屋焼入門
倉成多郎
新書判  182頁
定価(本体1,000円+税)
ISBN978-4-89982-260-8

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投稿日
2014年7月25日
カテゴリ
新書・シリーズ
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